【インタビュー】海外チャレンジプログラム採択者が帰国しました!

麻布出る杭プログラムでは、修了生(学部3〜4年次)を対象に、海外の大学や研究機関において現地指導者の下で研究活動に参加する「海外研修支援制度(海外チャレンジプログラム)」を実施しています。今年度は選考を経て2名の渡航支援を行いました。渡航先はユヴァスキュラ大学(フィンランド)、西オーストラリア大学(オーストラリア)です。今回海外研修から帰国された学生2名にインタビューしました!

卒論の研究テーマを海外の専門機関で深掘り

今回(2025年度)の採択者2名は、学部4年次の春休みに本研修に参加しました。大学卒業直前の約3週間、海外生活を体験したおふたりの滞在の様子を少しのぞいてみましょう!

イヌとヒトの心拍の同調率に関する調査解析

  • 難波花帆さん(研修当時:動物応用科学科4年)
  • 研修先:フィンランド・ユヴァスキュラ大学
  • 研修期間:2026年2月3日〜2月20日
  • 卒論タイトル「不安惹起状況におけるイヌとヒトの自律神経の相互作用の解析」

なんばさん

飼い主と犬が共に不安な状況になったときには一体感が高まり、お互いの自律神経の活動が一致すると考えられます。その一致率を解析するため、先駆的研究を実施しているユヴァスキュラ大学のMiiamaaria Kujala先生の研究室を訪問しました。研修中は、イヌとヒトの心拍の同調率を調べる研究に携わり、現地の先生方に直接解析方法を教えていただきました。また週末はハスキーの犬ぞりを体験したり、イヌ専用車両のある電車に乗ったり、日本ではなかなか出来ない経験が沢山できました!

犬と過ごす子どもたちの運動や心理的変化の調査解析

  • 中村凪沙さん(研修当時:動物応用科学科4年)
  • 研修先:オーストラリア・西オーストラリア大学
  • 研修期間:2026年2月1日〜2月19日
  • 卒論タイトル「イヌを介した交流における情報提示による信頼と安心の形成、それを介した関係性の構築過程の解明」

なかむらさん

犬と過ごす子どもたちの運動や心理的変化を先駆的に調査している西オーストラリア大学のHayley Christian先生の研究室に行きました。子どもたちの運動量や心の変化の調べ方や、犬の飼育や散歩が子どもの成長にどのように影響するかの調べ方、さらにはそれらのデータをどのように解析し数値化できるかを教えていただきました。普段私は麻布大学で、大人や高齢者のわんわんパトロール参加による運動と社会のつながりを調べているので、今回オーストラリアで学んだ運動の計測を今後の自分の研究に活かしていきたいです!

海外チャレンジプログラムは麻布大学から支援金援助あり

本プログラムは2023年度よりスタートしました。毎年2−4名程度の学生さんが選考を経て採択されています。研修先は、基本的に本学教員が共同研究を進めている海外の大学・研究期間の中から、学生が自身の卒業研究に関連した研修先を選び、希望先として申し込む形で決定されます。年度によって支援額は異なりますが、2025年度は交通費(航空券など)と滞在費に対して最大30万円までが大学から支給しました。円安や物価高が続く昨今、経済的な支援があるのは学生にとっても心強い味方になっているようです。

2023年度渡航先

  • マックスプランク研究所(ドイツ)1名
  • 北イリノイ大学(アメリカ)1名
  • アリゾナ州立大学(アメリカ)1名
  • スウェーデン農業大学(スウェーデン)1名

2024年度渡航先

  • カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)2名
  • ベルリン大学(ドイツ)1名

海外研究体験は新しい価値観に出会えるチャンス

渡航先では実際に研究活動を行ったり、研究者とのディスカッションに参加したり、普段の日本での研究活動だけではなかなか得られることのできない貴重な体験ができます。短期間であっても慣れた日本を離れて海外で生活する経験は、グローバルな視点を身につけ自分の価値観を見つめ直すチャンスとなります。麻布大学は、学生の「好き」を「力」に変えるためのチャレンジを今後も応援していきます!

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