新渡戸文化高等学校の生徒さんが「金華山スタディーツアー」に参加しました

2022年8月9日~12日に、新渡戸文化高等学校の生徒さんが「金華山スタディーツアー」に参加しました。

この連携事業は、宮城県の金華山をフィールドの場所とし、『東日本大震災からの復興』と『シカを中心とした野生動物の調査・研究』を目的にしたスタディーツアーであり、今回のスタディーツアーは、昨年度3月に引き続き、第2回目の開催となりました。

1日目は移動と震災関連のプログラムが中心となり、移動中の車内では、復興ボランティアをされていた方から、当時から現在までの変遷についてお話しいただき、訪問先の大川小学校では遺族の方、復興に携わってきた方とも対話をしました。

2日目は金華山に入り山頂を目指しながら、専門研究家・大学教員にガイドのもと、シカや植物の観察を行い、金華山ならではのシカとの繋がり、植物の特徴などを学びました。

3日目は2日目に引き続き、金華山の様々な場所にてシカや植物の観察を行い、シカも少し慣れたためか、近づいての観察が可能になりました。翌日の4日目に金華山を出港する予定でしたが、台風の影響で海が高波となり、翌日の出港が困難になる可能性があることから、予定を変更して、夕方に金華山を出港しました。

4日目は移動が中心のため、移動中の車内では参加した生徒さんから、スタディーツアーの総括として全体感想、学んだこと、今後の課題発見などを発表してもらい、新渡戸文化高等学校の引率教員と質疑応答の形式にて、学習の振り返りを活発に行いました。

今回のスタディーツアーは、予定を一部変更しましたが、高等学校では体験することのできない大学教員・専門研究家の方とともに生態系における動物の行動、生物同士の関係、野生動物の調査を行うことができ、大変充実したスタディーツアーとなり終了しました。

大川小学校
遺族の方の説明
登山観察①
登山観察②
シカ観察①
シカ観察②
シカ観察③
シカ観察④

麻布大学公式ホームページより引用