事業レポート

大学改革へ向けて「麻布出る杭プログラム」の価値を再認識 – シンポジウム開催報告

2022年1月21日に、麻布大学の「出る杭」シンポジウムを開催しました。本学が取り組む「出る杭を引き出す」プログラムの紹介に加え、東京家政学院理事長の吉武博通先生から、大学改革のあり方、高大連携の価値に関しての基調講演を頂きました。まさに、「出る杭」で目指す個別の能力を尊重し、学生の主体的な参加と修学を促すことの価値を再認識するものでした。

また文部科学省の知識集約型社会を支える人材育成事業に関して、高等教育局大学振興課大学改革推進室改革支援係長の澤田和輝様から文部科学省としての取り組みの背景と目的をご紹介いただきました。改めて今後の大学のあり方をご教授いただけたと思っております。

参加学生発表テーマ:
バイオマーカー(生体指標)から食べ物と健康の関係を探る

その後、本学の菊水から「麻布出る杭」の紹介、それに続き、プログラムに参加する学生さんにおけるジェネプロ研究の発表を行いました。学生さんは緊張したと思いますが、日頃の研究成果を立派に発表してもらいました。

続いて、「データサイエンス教育」について、電気通信大学特任教授の斉藤史朗先生にご講演いただきました。データサイエンスやAIなど、社会ニーズの急速な高まりを受けて、大学の教育内容も変革を求められています。これまでのデータサイエンスの発展の背景から、データサイエンスがもたらす新しい生活様式に関して、ご教授いただきました。

最後に大阪大学、高等教育・入試研究開発センターの和嶋雄一郎先生から「教学IRの必要性について」のご講演を頂きました。学生の特性を掴み、個別の能力を伸ばすための仕組み、教学IRのあり方から学内での進め方に至るまで、これまでの偏差値一辺倒の教育を一新するための方法とその価値について、学ばせてもらいました。

参加学生発表テーマ:環境から食性を知る

参加者の方から、特にジェネプロの学生に向けて
「主体的に研究に取り組まれており、今後の活躍も期待されます。頑張ってください」
「学生の発表があることで高校生には漠然としている大学への進学の意味、研究というものの一端を見て知る事ができると感じます」
「学部の早い時期から研究の世界に触れることが出来て羨ましいなという一言に尽きます(私も学生時代このようなプログラムがあれば絶対に応募していました)。もちろん最初に興味をもった分野に対して継続して研究を続けることも大切ですが、もし次に別の分野に興味を持ったら、シフトして次の世界に飛び込むのも素敵な選択だと思います。ぜひ出る杭・ジェネプロで身につけた広い視野をもって世界に羽ばたいてください!」
など温かい言葉をいただきました。

今回のシンポジウムを通して、日本を支える若い世代をどのように伸ばし、育てていくのか、改めて考える機会を得たと思います。その中で文部科学省から支援をうけた本プログラムを成功させ、全国に広げていくことの使命感も感じました。

また5年の集大成において、報告ができるよう、努めてまいります。引き続きのご支援、どうぞよろしくおねがいします! (文責:菊水健史)