研究プロジェクト2021

食中毒細菌を培養して、抗体センサで検出してみよう

三宅司郎(食品衛生学・分析化学)、大仲賢二(食品衛生学・微生物学)

研究の背景

病原大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターなどの細菌は、食中毒の主要な原因菌である。食品衛生学研究室では、これらの細菌を食品から実際に分離・培養するとともに、表面プラズモン共鳴という光学現象を応用した細菌迅速検出用の抗体センサを開発している。

アプローチ

スーパーマーケットなどから食品を購入し、そこに潜む食中毒細菌を分離・培養し、菌を同定する。この実験によって、身近なスーパーにおける食中毒細菌の汚染実態を調査する。さらに、分離された細菌の血清型を抗体センサで調べて、開発した抗体センサの有用性を実証する。

期待される結果

スーパーマーケットに並ぶ食品から食中毒細菌を分離することにより、その汚染実態を把握することができ、食品衛生学教育との相乗効果が期待される。さらに、開発した抗体センサの有用性を実証することで、これまでは個別に手作業で行っていた血清型別試験を自動化し、多数の血清型を一度に判定できるようになることから、研究的価値が高い。

現状とこれから

本研究に必要な技術は、すでに確立済みである。今後は、食中毒細菌のライブラリーを充実させ、食品衛生に資する抗体センサの応用研究を展開していく予定である。

募集について

募集人数:2名まで
求める学生像: 好奇心が旺盛で、細菌や抗体検出に興味がある学生

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