ペットや動物園の鳥を真菌症から守る

小林直樹(真菌学・分子生物学)、島津德人(獣医臨床看護学)

研究プロジェクト概要

ペットの鳥に感染し、食欲不振や嘔吐、下痢などを引き起こすMacrorhabdus ornithogasterという真菌がいます。細長くて特徴的な形をした酵母なのですが、培養が難しく、研究報告がとても少ない真菌です。自然界のどこに分布するのか、どんな性質を持つのか、どうやって感染するのかなど、ほとんど分かっていません。

この研究では、動物病院や動物園にご協力いただき、様々な鳥の糞サンプルから菌の検出を試みて、様々な研究を行います。基礎データの蓄積を行い、治療法の開発、予防法の確立に繋げ、ゆくゆくは鳥類の保護に貢献することを目指します。

求める学生像

主体性を持って研究に取り組み、地道な作業が続けられる方を募集します。菌もしくは鳥に興味がある人と楽しく研究ができれば嬉しいです。

研究詳細PDF
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