未成熟な精子を顕微授精(ROSI)した受精卵では分裂速度は変わるのか

大我政敏(生殖学)、鴨下真紀(動物繁殖学研究室)

研究プロジェクトの概要

本研究は、精子をうまく作ることができない男性不妊症の治療法である「円形精子細胞注入(ROSI)法」に関するプロジェクトです。これは、精子として完成する前段階の「未成熟な細胞(円形精子細胞)」を、顕微鏡下で卵子に注入する授精方法です。

この方法で受精した卵子は、通常の精子で受精した場合と比べて、細胞内の変化や成長のペースが異なっている可能性(細胞周期のズレ)が懸念されています。本来、両者の安全性を正しく比較するためには「全く同じ発生段階」で観察する必要がありますが、そもそもスタートの時点で時間のズレが生じているかもしれません。

そこで本研究では、受精卵が最初に細胞分裂を起こす「卵割」のタイミングを時間単位で精密に比較し、双方が同じ時間軸(発生段階)に乗っているのかどうかを検証します。

求める学生像

高度な細胞操作技術である「顕微授精」を実践するため、週に1回程度、定期的に技術を磨く時間を自発的に確保し、熱意を持って継続できる方を望みます。

研究詳細PDF
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