イヌの思春期、どう過ごしている?

久世明香(行動発達)、茂木一孝(社会神経学)、菊水健史(社会内分泌)、永澤美保(同調的共生)

研究プロジェクトの概要

イヌは最初の1年で身体的に成熟しますが、ヒトと同様、思春期と考えられる時期があります。近年の研究で、若年期から成熟期にかけての6-9ヶ月齢頃に思春期を迎えることが分かってきていました。この時期は、自己主張が強くなったり、怖がりになったり、攻撃性が出たり、またオスあるいはメスらしい行動が見られるようになります。これらの行動は、飼い主を困らせてしまうことが多いものです。対応の仕方によっては犬と飼い主の関係性が悪化し問題行動へと発展する可能性もありますが、どのような環境を提供し、どのように対応するのがよいのでしょうか?

そこで、本プロジェクトでは、1歳未満の犬を対象に、アンケート調査を実施し、思春期の個体差や犬種差を明らかにし、行動特性に対する飼養環境や飼い主の対応の影響について調べます。

求める学生像

プロジェクトメンバーの一員として責任感を持ち、サンプルデータを丁寧に扱い、コツコツ取り組んでくれる方をお待ちしております。

研究詳細PDF
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