研究プロジェクト2021

子育てにおける母動物の認知能力

茂木一孝(社会神経科学)、久世明香(行動発達)、菊水健史 (社会内分泌)

研究の背景

母のみが子に授乳するという子育て進化を遂げた哺類動物では、母子の関係性は子の成長に大きく影響します。マウスを用いた私達の研究では、人為的に一腹の兄弟の半分を通常より早く離乳させてしまうと、その子マウスの社会的行動やストレス応答性の発達が通常時期に離乳されたマウスと異なることを明らかしてきました。しかし母側の観点から、母動物は子育て中の子をどのように認知しているのか?子の数が途中で減少する場合などに子への行動を変化させるのか?といったことはほとんどわかっていません。

アプローチ

期待される結果

  1. 母動物は育子中の子達をどのように認知しているのか、母動物の認知能力がわかります。
  2. 子育て中の子の数の変化で母性行動が変化する場合、そのことが子の成長にどのような影響を与えているのかをさらに調べることで、母動物の子育て戦略を考察します。
  3. 行動観察・解析技術が身に付きます。

現状とこれから

授乳中に子の一部を早期離乳された母マウスでは、残された子へ行動に変化がありそうですが、より多くの例数を観察する必要があります。母の行動変化による子の側の変化も調べてゆきます。

募集について

募集人数:1~2名程度
求める学生像:行動解析など地道な作業が多いので、コツコツと継続していける方が望ましいです。研究室でのゼミにも参加してもらうことになるので、研究室のルールや時間を守ることができ、責任感がある方をお待ちしています。

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