研究プロジェクト2021

乳酸菌は不妊を救う!?

竹田志郎(食品機能学)、伊藤潤哉(生殖科学)、寺川純平(ゲノム編集・疾患モデル)

研究の背景

現代において、成人カップル5組に1組が不妊症赤ちゃんを望んでも妊娠に至らないに悩んでおり深刻な社会問題の一つとなっています。体外受精などの技術の開発により妊娠できるケースもありますが、不妊症の半分以上は原因が不明であり現在の技術・知識では治療できません。

また近年の研究でヒトでは「膣内の乳酸菌の割合が多い女性が妊娠しやすい」ということが分かってきました。乳酸菌はヨーグルト等に含まれる微生物です。

本プロジェクトではマウスを用いて、乳酸菌のもつ力を科学的に解明し、その力を利用することで「不妊症の治療」や「妊娠しやすい体作り」に役立てたいと考えています

アプローチ

ヒトでは,年齢とともに妊娠しにくくなることが知られています。そこでマウスをモデルとして以下の研究を行う予定です。

  1. 若いマウスと高齢マウスの膣内に存在する細菌叢細菌の種類や割合は違うのかどうか?
  2. 妊娠率の高いマウスの膣由来乳酸菌を培養する
  3. 乳酸菌サプリメントを投与することで高齢マウスの妊娠能力が改善するかどうか?

期待される結果

不妊改善につながる乳酸菌サプリメント開発につながることが期待されます。ヒトだけでなく、実験動物 マウス や伴侶動物 イヌ・ネコ さらには家畜 ブタ・ウシ の繁殖や希少動物・動物園動物の繁殖にも役立てるかもしれません。

現状とこれから

現状、マタニティ期用の整腸作用乳酸菌サプリメントは販売されています。上記の通り、乳酸菌による不妊改善や妊娠向上効果については、さらなる研究が必要と考えています。このプロジェクトにぜひ参加し、乳酸菌の新しいヒトへの効果効能、つまり妊活用乳酸菌の発見を一緒にしましょう

募集について

選抜方法:学業成績および教員との面談本プロジェクトへの熱意を重視します。
募集人数:2名程度
連絡方法:学内Gmail
その他:実験動物(マウス)のハンドリング・解剖を行っていただく可能性があります。
学生に対するメッセージ:「麻布大学から世界に研究成果を発信したい」と考え真剣に研究に取り組んでいるグループです。最先端の分野で研究競争に打ち勝つためにはハードな研究活動が必要です。高いモチベーションと大きな野望をもった学生の応募を期待しています。

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