西田英高(小動物神経病)、西晃太郎(小動物内科学)、永根大幹(生化学)
ヒト医療や獣医療において幹細胞を用いた治療法の開発が行われています。近年の研究によって、幹細胞が分泌するツブツブ(通称、エクソソーム)が重要な役割を担っており、新たな治療ツールとして期待されています。しかしながら、エクソソームは100-200 nmと非常に小さく、その回収が難しいことから、臨床応用が難しいと考えられています。本研究では、イヌやウマ、ヒトなど様々な動物種の幹細胞を用いてエクソソームの特性を明らかにし、獣医療およびヒト医療にも役立てられる技術を開発します。
病気のイヌに対する治療法としてエクソソームを臨床応用まで持っていくことが我々のゴールです。これらの研究成果は、動物に対する新たな治療法を開発するだけでなく、ヒト医療への貢献も期待されます。
研究を通して、自分で考えて解決できる能力を身につけてもらいたいと考えています。そのためには、研究の手法を学び、論文を読んだり、プレゼンできる力も身につけてもらいたいと思います。チャレンジ精神があり、モチベーションの高いやる気を持った学⽣を募集しています!