お腹にやさしい生分解性プラスチックの探索

永根大幹(生化学)、竹田志郎(食品科学)、 鈴木武人(栄養学)、松本悠貴(データサイエンス)

研究プロジェクトの概要

⽣分解性プラスチック(Biodegradable plastics: BP)は、環境負荷の低い樹脂であり、⾷品容器などへの利⽤が進んでいます。動物の細胞はBPを分解することはできませんが、⼟壌中の微⽣物はBPを分解することができます。これまでの研究で、動物の消化管内にいる微⽣物もBPを分解可能であり、分解産物が様々な作⽤をもつことが明らかとなりました。

⾷物繊維やオリゴ糖など、有益な細菌の増殖や活性をサポートする素材や⾷品をプレバイオティクスと呼びます。また、プレバイオティクスの摂取により、腸内細菌を介したヒトの健康に有益な効果が知られています。

そこで本プロジェクトでは、プレバイオティクスとなるBPを探索します。

求める学生像

研究には気力と体力が不可欠です。また、本研究ではマウスを用いた実験に必ず従事してもらいます。また、SPF施設での実験となりますので、イヌ・ネコ以外のペットと同居されている方は参加できません。

研究詳細PDF
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