研究プロジェクト2022

お腹にやさしい⽣分解性プラスチックの探索

永根大幹(生化学)、竹田志郎(食品科学)、鈴木武人(栄養学)、松本悠貴(データサイエンスセンター)

研究の背景

⽣分解性プラスチック(Bio Plastic: BP)は、環境負荷の低い樹脂であり、⾷品容器などへの利⽤が進んでいます。動物の細胞はBPを分解することはできませんが、⼟壌中の微⽣物はBPを分解することができます。これまでの研究で、動物の消化管内にいる微⽣物もBPを分解可能であり、分解産物が様々な作⽤をもつことが明らかとなりました。

アプローチ

有益な細菌の増殖や活性をサポートする素材や⾷品をプレバイオティクスと呼びます。例えば、⾷物繊維やオリゴ糖です。プレバイオティクスの摂取により、腸内細菌を介したヒトの健康に有益な効果が知られています。

本プロジェクトでは、プレバイオティクスとなるBPを探索します。実験は、各担当教員それぞれのもとで実施します。

実験は、各担当教員それぞれのもとで実施します。

  • 永根︓マウス実験
  • ⽵⽥︓細菌培養
  • 鈴⽊︓代謝産物分析
  • 松本︓メタゲノム解析

期待される結果

本プロジェクトでは、⽣体に有⽤な機能をもつ⽣分解性プラスチックを探索します。
本研究で期待される結果としては、

  1. お腹にやさしいプラスチックを同定します
  2. ペットフード、サプリメントの原料
  3. 幅広い実験⼿技を⾝につけることが出来ます

現状とこれから

これまである種のBPが整腸作⽤をしめすことがわかっていますが、有⽤な腸内細菌を増やす(プレバイオティクス作⽤)を得るためには数週間の継続投与が必要でした。
本プロジェクトでは、より強⼒なプレバイオティクス作⽤をもつBPの同定を⽬指します。

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